結婚相談所を開業するにあたり、儲からないのではないかと不安に感じる人は少なくありません。
しかし、正しい方法で進めれば失敗のリスクを減らし、成功の可能性を高められます。
ビジネスの収益モデルや必要な資金、資格の有無を正しく把握し、事前の準備を徹底して行うべきです。
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INDEX
「結婚相談所の開業は儲からない」と言われる3つの理由

結婚相談所の経営が難しいと言われる主な理由は、集客の難易度や会員のサポートにかかる労力、そして競合の多さに起因します。
安定した収益を生み出すためには、これらの課題を理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。
結婚相談所のリアルな年収と収益モデルを解説

結婚相談所の収益源は、入会金、月会費、お見合い料、成婚料の4つが基本です。
会員数や成婚数によって年収は大きく変動するため、軌道に乗れば大きく儲かる可能性があります。
初期投資の回収期間や、目標とする売上に必要な会員数をシミュレーションして事業の計画を練るべきです。
未経験・副業からでも結婚相談所を始めやすい理由

結婚相談所は店舗や在庫を持つ必要がなく、初期費用を抑えやすいビジネスモデルです。
そのため、本業を続けながら副業として起業したいと考える人にとって、非常に参入しやすい環境が整っています。
ビジネス経験が浅い状態からでも低リスクで事業を開始できる背景が存在します。
あなたに合ったスタイルは?結婚相談所の3つの開業方法

結婚相談所の始め方には、主に個人開業、連盟への加盟、フランチャイズへの加盟という3つの選択肢があります。
それぞれの特徴を比較し、自身の状況や目標に合ったおすすめの手法を見つける作業が求められます。
資金力や経営の経験値によって最適な方法は異なります。
ゼロから立ち上げる「個人開業」
個人で完全に独立して運営する手法は、独自のサービスや料金設定を自由に決められる点が最大の魅力です。
連盟やフランチャイズの縛りがないため、得られた収益はすべて自社の利益となります。
しかし、自力で会員をゼロから集める必要があり、お見合い相手を見つけるための広大なネットワークを利用できないというデメリットが存在します。
そのため、すでに豊富な人脈を持つ人や、強力な集客力を持つ人に適した手法と言えます。
サポートが充実した「連盟への加盟」
日本結婚相談所連盟などのネットワークに加盟することで、全国の会員データを共有できるシステムを利用できます。
開業直後で自社会員が少ない状態でも、他の団体に所属する会員とお見合いを組めるため、スムーズな運営が可能です。
さらに、システムの使い方や会員対応に関する手厚い支援を受けられる点も大きなメリットに挙げられます。
加盟金や月額費用は発生しますが、未経験からでも早期に事業を軌道に乗せやすい選択肢です。
ノウハウが学べる「フランチャイズへの加盟」
フランチャイズ契約を結んで結婚相談所を運営する方式は、本部のブランド力と確立された経営ノウハウをそのまま活用できる点が特徴です。
集客方法から接客マニュアル、各種システムの提供まで、事業を成功させるための具体的な手順がパッケージ化されています。
知名度の高い看板を掲げることで、初期段階から顧客の信頼を得やすくなる効果も期待できます。
ロイヤリティの支払いは必要ですが、経営の確実性を高めたい場合に適しています。
【項目別】結婚相談所の開業に必要な資金の内訳と総額目安

開業に必要な初期費用や、事業を継続するための運営費用は、選択する開業形態によって大きく異なります。
また、条件を満たせば助成金や補助金を活用して負担を軽減することも可能です。
正確な資金計画を立て、運転資金に余裕を持たせた状態で事業をスタートさせる体制づくりが求められます。
開業時にかかる初期費用の詳細
初期費用として最も大きな割合を占めるのが、連盟やフランチャイズに参加するための加盟金です。
これらは数十万円から300万円程度まで、契約先によって幅があります。
加えて、パソコンや通信機器の購入費、ホームページの制作費、名刺やパンフレットといった宣伝広告費もかかります。
自宅をオフィスとする場合は物件取得費を削減できますが、専用の事務所を借りる場合は敷金や礼金、内装工事費などが上乗せされ、全体で数百万円の準備が求められます。
毎月の運営で必要になるランニングコスト
事業を継続する上で発生する毎月のランニングコストには、連盟へのシステム利用料や月会費が含まれます。
これらは数万円程度が相場となります。
さらに、集客のためのWeb広告費やSNS運用ツールのアカウント維持費、サーバーおよびドメインの更新費用なども発生します。
事務所を借りている場合は毎月の家賃や光熱費が固定費として重くのしかかるため、初期段階では自宅やシェアオフィスを活用して経費を極力抑える工夫を施します。
【5ステップで解説】結婚相談所を開業するまでの具体的な流れ

結婚相談所のビジネスで起業するには、事前の入念な準備と計画的な手続きが欠かせません。
思いつきで行動するのではなく、順序立てて準備を進めることで失敗のリスクを軽減できます。
資金調達や物件の契約、各所への届出を漏れなく済ませて事業開始日を迎える体制を整えます。
ステップ1:事業計画を具体的に立てる
まずはどのような結婚相談所を作りたいのか、事業のコンセプトとターゲット層を明確に設定します。
「30代のキャリア層向け」「特定の地域に密着したサービス」など、独自の強みを定義することが最初のステップです。
次に、目標とする会員数や月々の売上、必要経費をシミュレーションし、現実的な収支計画を作成します。
この計画書は、自己資金で不足する部分を金融機関から借り入れる際の重要な審査資料としても活用されます。
ステップ2:開業方法(連盟加盟など)を決定する
事業計画をもとに、自社のみで運営する個人開業か、連盟やフランチャイズを利用するかを選択します。
ネットワークに加わる場合は、IBJ(日本結婚相談所連盟)やNNR(日本仲人連盟)、BIU(日本ブライダル連盟)など、複数の組織から自社のコンセプトに合った団体を見つける作業が必要です。
各連盟が開催する説明会に参加し、システムの特徴やサポート体制、加盟金などの条件を詳細に比較検討した上で、正式に契約を締結する流れとなります。
ステップ3:事業資金を準備・調達する
必要な初期費用と当面の運転資金が明確になったら、具体的な資金調達に取り掛かります。
自己資金だけで賄えない場合は、日本政策金融公庫の新規開業資金や、各自治体の制度融資の活用を検討します。
融資を受けるためには、ステップ1で作成した精緻な事業計画書と面談での論理的な説明が求められます。
また、事業開始に伴って国や自治体が提供する制度を利用できるケースもあるため、最新の公募要領を確認し、申請準備を進める対応も効果的です。
ステップ4:オフィスや備品を準備する
資金の目途が立った段階で、事業の拠点となるオフィスの確保や必要な備品の調達を行います。
自宅を事務所として利用する場合は、パソコンやインターネット環境、スマートフォンなどの通信機器を整えるだけで準備が完了します。
専用の店舗や面談ルームを設ける場合は、物件の賃貸契約を結び、内装工事やデスク、ソファなどの家具を配置します。
最近では、初期投資を抑えるためにバーチャルオフィスやレンタルスペースを面談場所として活用するケースも増えています。
ステップ5:開業届などの必要な手続きを行う
事業を開始するにあたり、管轄の税務署へ個人事業の開業・廃業等届出書、いわゆる開業届を提出します。
この届出は原則として事業開始日から1カ月以内に行う決まりとなっています。
同時に所得税の青色申告承認申請書を提出しておくと、最大65万円の特別控除を受けられるため、将来の税金対策として非常に有効です。
また、個人ではなく法人として会社を設立する場合は、法務局での登記手続きや年金事務所、労働基準監督署などへの書類提出も別途行います。
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結婚相談所の開業に必須の資格はない!有利になる民間資格とは?

結婚相談所を始めるために法的に義務付けられた国家資格は存在しません。
しかし、カウンセリングスキルや心理学の知識を証明する民間資格を取得しておくことで、会員との信頼関係構築に活かすことができます。
独自の強みとしてアピールできる民間資格を取得して、他社との差別化を図る対応も有効な戦略です。
廃業につながる?結婚相談所の開業でよくある失敗原因3選

せっかく結婚相談所を開業しても、数年で廃業してしまうケースは少なくありません。
会員とのトラブルや資金ショートなど、事業継続を阻む要因は複数存在します。
経営が行き詰まる代表的な原因をあらかじめ把握し、同じ轍を踏まないための対策を講じておく必要があります。
原因1:競合との差別化ができず会員が集まらない
結婚相談所は参入障壁が低いため、全国に多くのライバルが存在します。
そのため、「ただ連盟に加入してシステムを使えるだけ」という状態では、数ある相談所の中に埋もれてしまいます。
独自のコンセプトや明確なターゲット層を設定しないまま運営を始めると、効果的な集客ができず、入会者がゼロの月が続く事態に陥ります。
ターゲット層のニーズを的確に捉え、他社にはない強みをアピールできなければ、事業を維持するだけの収益を確保できません。
原因2:会員サポートが不十分で成婚率が低い
入会者を集めることに成功しても、その後のフォローが手薄であれば退会者が増加してしまいます。
お見合いのセッティングや交際中のアドバイスなど、会員が求める親身なサポートを提供できなければ、クレームを誘発する恐れもあります。
成婚実績が出ない相談所は、口コミや評判が悪化し、新たな入会者を獲得しにくくなるという悪循環に陥ります。
入会時の丁寧なヒアリングと、活動状況に応じたきめ細やかな対応が不足していることが、失敗の大きな要因となります。
原因3:初期投資をかけすぎて資金繰りが悪化する
開業への意気込みが強すぎるあまり、立派なオフィスを借りたり、高額なWebサイトを制作したりと、最初から多額の資金を投じるケースがあります。
しかし、会員数が少ない初期段階では十分な売上が立たず、毎月の家賃やシステム利用料などの固定費ばかりがかさんでしまいます。
その結果、手元の運転資金があっという間に底をつき、事業の継続を断念せざるを得ない状況に追い込まれます。
身の丈に合わない過剰な初期投資は、経営リスクを極端に高める行為です。
未経験からでも成功できる!結婚相談所の経営を軌道に乗せるコツ

結婚相談所の経営は、適切な戦略を持っていれば未経験からでも十分に成功を目指せるビジネスです。
失敗しやすいポイントを回避し、着実に会員を獲得して成婚へと導くための具体的な運営手法や実践的なアプローチを取り入れ、安定した経営基盤を構築していくべきです。
効果的な集客戦略でターゲット層にアプローチする
安定した会員獲得を実現するためには、ターゲット層の心に響く情報発信が不可欠です。
専門的な知見をまとめたブログを定期的に更新し、検索エンジン経由での見込み客との接点を増やします。
さらに、InstagramやXといったSNSを活用して、婚活に関するお役立ち情報やカウンセラーの人柄を伝えることで、親近感と信頼感を醸成します。
無料相談会や婚活パーティーなどのイベントを企画し、直接対話できる機会を設けることも見込み客を惹きつける有効な手段です。
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会員の満足度を高める手厚いサポート体制を築く
成婚実績を積み上げるためには、会員一人ひとりに寄り添った継続的なフォローが求められます。
定期的な面談を通じて活動の進捗や悩みを共有し、プロフィール写真の改善や効果的な自己PRの作成を客観的な視点から支援します。
また、お見合いの際のマナー講座や交際中のデートプランの提案など、具体的なアドバイスを提供することで、成婚に向けたモチベーションを維持させます。
こうした質の高いサポートにより会員の満足度が向上し、事業の評判も高まります。
副業や自宅開業から始めてリスクを抑える
経営を安定させるための基本は、固定費を限界まで削ることです。
まずは本業を続けながら週末や終業後の時間を活用する形式でスタートし、収入源を確保した状態で事業を展開します。
同時に、専用の事務所を借りずに自宅を拠点としたり、カフェやホテルのラウンジを面談場所として利用したりすることで、毎月の家賃負担をゼロに抑えます。
初期投資とランニングコストを最小限に留めることで、会員が少ない時期でも資金ショートの危険性を回避しながら事業を育てられます。
信頼できる結婚相談所連盟に加盟する
自力での会員集めやシステム開発の負担を減らすため、実績のある連盟組織に参加することは極めて効果的な戦略です。
連盟のシステムを利用すれば、全国数万人規模の会員データベースに即座にアクセスでき、開業初日から幅広いお見合いを組むことが可能となります。
加盟先を選ぶ際は、提供されるシステムの使い勝手やサポートの充実度だけでなく、すでに加盟している先輩経営者の口コミや実際の評判を調査し、自社の事業方針に最も適した団体を見極めるプロセスが事業の成否を分けます。
結婚相談所の開業に関するよくある質問

結婚相談所の開業を検討している個人から寄せられる、頻出の疑問を取り上げます。
働き方や必要なスキル、期待できる収入など、事業説明会やセミナーに参加する前におさえておくべき基本的な情報を事前に確認し、事業に対する不安を解消しておくことが求められます。
Q. 会社員をしながら副業でも開業できますか?
結論から言うと、会社員のまま副業での開業は十分に可能です。
結婚相談所は土日や平日の夜間にお見合いの調整や面談を行うことが多いため、本業の空き時間を有効活用して無理なく事業を進められます。
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Q. 開業にあたって特別なスキルや経験は必要ですか?
特別なスキルや必須となる資格は不要です。
未経験であっても、連盟やフランチャイズが提供する研修を受講することで、カウンセリング技術やシステム操作、集客の基礎など、運営に必要なノハウを習得できます。
Q. 結婚相談所の開業後の平均年収はどれくらいですか?
結婚相談所の仲人の年収については、運営スタイルや抱える会員数によって大きく変動する可能性があります。
副業として活動する場合は年収100万円前後、専業で多くの会員をサポートする場合には年収1000万円以上を目指せるケースも存在すると考えられます。
まとめ

結婚相談所の開業は、特別な資格が不要で様々なスタイルで始められます。
反対に、結婚相談所で成功するには周到な準備と戦略が必須です。
ゆえに、事業を始める前には仕事内容や収益構造を理解し、自身の強みを活かした事業計画を策定することを忘れてはいけません。
開業後に一定の収益があっても、油断してはなりません。
なお、開業資金は初期費用と運営費に分けて具体的に算出し、必要に応じて自宅開業や副業といった低リスクな方法を選択することをおすすめします。
結婚相談所として将来的に事業を拡大していくには他社との差別化、コスト管理、複数の集客チャネルの確保、会員サポート、そして経営者として学び続ける姿勢が重要です。
まずは、当記事で解説した内容を参考に、事業計画を立ててみましょう。
